PMDG737NGXの操作を、東京羽田空港から大阪伊丹空港までのチュートリアルフライトを通じて詳しく解説!
第21回目は、プッシュバックを実施します。
このページで解説しているのは、MSFSの機能を使ったプッシュバックです。プッシュバック機能があるアドオンを使っているなら、そちらを使用した方が上手くプッシュバックできるでしょう。
キャプテンのCDUで、【MENU】→【FS ACTIONS】→【PUSHBACK】をプッシュします。
プッシュバックの画面で設定するのは、「STRAIGHT LENGTH」「TURN NOSE」「DEGREES」の3つのパラメータです。
今回は、それぞれ以下のように設定を実施します。
- STRAIGHT LENGTH : 65feet
- TURN NOSE : LEFT
- DEGREES : 90
「真っすぐ65フィートバックして、機首を左に90度ターンする」という設定になります。
上記の入力を行うと、「TOTAL DISTANCE」の表示が変わります。(TOTAL DISTANCEを入力することはできません。)
LSK 5Lの「START」をPUSHしてください。キャプテンとグラウンドクルーの会話が始まります。「Release Parking Brake Please.」と言われ、会話が一旦途切れますので、パーキングブレーキをリリースしてください。
パーキングブレーキのセットとリリースは、ペデスタルにあるハンドルをクリックして行ってください。スティックのボタンを使用すると、「AUTO BRAKE RTO」モードが解除されてしまうことがあるようです。
パーキングブレーキをリリースすると、プッシュバックが開始されます。
上記の設定では、以下の位置で、プッシュバックが終了しました。
プッシュバックが終了すると、グラウンドからパーキングブレーキをセットするように言われますので、セットしてください。
キャプテンのCDUに「TAKEOFF REF」の1ページ目を表示させてください。ファースト・オフィサーのCDUに「LEGS」ページを表示させてください。
以上でプッシュバックは完了です。
次回は、エンジンスタートを行います。