PMDG737NGXのオーバーヘッドパネルの下にある、各種ライトのスイッチの確認を行います。
手順
両方の「RETRACTABLE LANDING LIGHTS」と「FIXED LANDING LIGHTS」がOFFであることを確認します。

「Retractable Landing Lights」は主翼前縁の下あたりにある空気取り入れ口の近くに付いているライトで、ランディング・ギアのように出したり、引っ込めたりすることができる着陸用ライトです。 スイッチが「OFF」の場合、ボディに格納されています。

「FIXED LANDING LIGHTS」は主翼の付け根についているライトで、夜間だけでなく昼間も点灯させます。

両方の「RUNWAY TURNOFF LIGHTS」と「TAXI LIGHT」がOFFであることを確認します。

「RUNWAY TURNOFF LIGHTS」は主翼の付け根についているライトで、通常夜間に点灯します。「FIXED LANDING LIGHTS」と同じ位置に付いていますが、ライトの向いている方向が違うのがわかります。

「TAXI LIGHT」はノーズ・ギアについているライトで、タキシング中に点灯します。 ギア・アップすると自動的に消灯します。 ノーズ・ギアが向いている方向と同じ方向を照らすので、航空機の動きを他の航空機や地上車両に知らせる役割もあります。

イグニションスイッチを、「IGN R」か「IGN L」のどちらかにしてください。 2つあるエンジンの点火装置が均等に消耗するように、フライト毎に交互に使用します。 下では「IGN R」を選択しています。

両方のエンジン・スタート・スイッチが「OFF」であることを確認します。 PMDG737NGXには自動点火装置のオプションはありません。

「LOGO」ライトのスイッチが「OFF」であることを確認します。 夜間であれば「ON」にしてください。 「LOGO Light」は、垂直尾翼に描かれているロゴを照らすためのライトで、水平尾翼の上に付いています。

「POSITION」ライトのスイッチが「STEADY」ポジションにあることを確認します。 「POSITION LIGHT」は主翼先端の前縁と後縁に付いています。 機体を上から見て、右側主翼の前縁のポジション・ライトは緑色で、左側主翼は赤色です。 後縁のポジション・ライトは、両方とも白色です。


「ANTI-COLLISION」ライトが「OFF」であることを確認します。 「ANTI-COLLISION」ライトは、機体上部と下部に付いている赤色の回転ライトです。 エンジン始動前に点灯し、エンジンシャットダウン後、N1の値が一定以下に落ちた後に消灯します。 衝突防止ライトですが、エンジン使用中であることを地上クルーに知らせる意味もあります(機体に近づないように)。


「WING」ライトと「WHEEL WELL」ライトが「OFF」であることを確認します。 夜間であれば「ON」にしてください。

「WING LIGHTS」は、主翼前縁部を照らすライトで、損傷や着氷を確認するためのライトです。

「WHEEL WELL Light」は、ギアの格納部を照らすライトで、通常夜間の点検時に使用されます。 着陸時にギアが降りたことを示すグリーン・ライトが点灯しない時、コックピットの床にある「のぞき窓」からノーズギアの状態を確認しますが、その時にも利用します。 B737NGシリーズにはメインギアの「のぞき窓」は付いていません。
以上でプレ・フライトのライティングの設定は完了です。